屯所にあの忌々しいヤツが現れたよ！

「山崎ィィィィィィ！！！！」

どだだだだだだ

だきっ

「うわ！！！」
「たすけてェェェェ！！！」
「離せ落ち着け！！！」
「え…山崎じゃなかったァァァァ！！（ぎゃぼー！）」
「グフッ！」
「山崎ィィィィ！！」
「落ち着け！(バシッ)」
「(ハッ)ひじかたさ…」
「山崎なら今出てていねェぞ」
「え！？困るよさがる！！」
「いつまで抱きついてんだ」
「はっ！　……やだ、困ります」
「照れんな(ボコッ)」
「(いてっ)そんなことより！もうこの際ひじかたさんでいいや！」
「土方さんでいいやっておまえ」
「それが土方さん……出たんですよ」
「なにが」
「なにがって決まってるじゃないですか……」
「(ゴクッ)」
「とにかく来てください！」
「俺ァ忙しいからほかにたのん「いいから！」

＊＊＊

「うぎゃあああ飛んだァアアァアァ！！！」
「うわああああ！」
「ぎゃ！土方てめえ逃げんな！」
「落ち着け俺はちょっと忘れ物を取りに行くだけだだからお前は安心してまってろ」
「まってられるか！あ！そっち行ったよ土方さん！」
「うわあ！(がばっ)」
「えええ情けなっ！」

「なかよく抱き合ってなにやってんですかィ？」
「総悟！」
「近藤さんに言ってやろー」
「たすけて総悟くんんんん！！！」

(がばっ)(だきっ)

「うわ！なんですかィ二人して気持ちの悪い」
「いいか総悟これでヤツを討て」
「すべては総悟に託されたんだよ！」
「殺虫剤？」

「ゴキだよ！！あの忌々しいヤツが発生したんだよ！」
「そんなことで騒いでたんですかィ」
「早くしろ総悟！」
「あれ、はいいとしてなんで土方さんまでビビってんですかィ？」
「ビビってねェ！」
「あーはいはい、土方さん、人に物を頼むときは？」
「お願いします総悟くん」

「死ね土方ァ！！(ブシューッ)」
「ぎゃあァァァァ！！！総悟くん俺ェェェ！！！」
「ああ、間違えやした」
「うわ絶対わざとだよこの子！死ね土方っていってるもん！」
「総悟てめェ！」
「うわそっちに行きましたよ土方さん」
「ぎゃあああ総悟くんんんん！！」
「なんだよこの副長！ゴミ虫！」
「うるせえ黙れ」
「総悟に抱きつきながら睨まれてもこわくねーよ！むしろしね」
「そーだそーだしね土方」
「しんでたまるか」

(ゴキは結局総悟が倒しました。うははなにこの話！とりあえずヘタレすぎる副長)